高橋正樹 | Masaki Takahashi
2024-07-19

KeiganALIの一番の特徴は、カスタマイズ性です。走行部を共通化し、機能部のみを交換することで一台で複数の役割を担うことができます。

そのために重要となるのが、走行部と機能部の接点“インターフェース”です。ハードウェアとしてのメカ図面・配線接続部、ソフトウェアとしてのAPIをユーザー公開し、カスタマイズしやすさを意識しています。

KeiganALIの上部にコンベヤユニットを搭載した事例を紹介します。

一般的に購入できる市販品(SUS社製品等)の組み合わせによって、搬送物を自動的に受渡し可能な搬送ロボットを容易に製作できます。

コンベヤ搭載の事例

主な動作のフローは、このようになります。

  1. コンベヤ部がワークを引き込み
  2. コンベヤ上の光電センサーがワーク在荷を検知してコンベヤ停止
  3. ALIが受取り位置を出発
  4. ALIがワーク受渡し位置に到着
  5. コンベヤ部がワークを送り出し
  6. コンベヤ上の光電センサーがワーク不在を検知してコンベヤ停止

ユーザー自身の手でニーズに最適、ワークの自動積卸が可能な搬送ロボットを簡単に製作できることが特徴です。

材料表(BOM)も合わせて掲載します。ユーザー様の用途に応じた搬送ロボットを製作してください。

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この記事を書いた人

京都大学大学院 工学研究科精密工学修了。
約20年間、電機メーカーで生産システムの開発、新規事業・新工場の立ち上げに従事。
先進的なロボット開発と伝統的なモノづくりを融合し、新たなムーブメントを起こすべく、2022年からKeiganで活動。
ロボットシステムの導入や営業活動を主に担当。自身の専門分野の幅を広げ深掘りしながら、技術ブログを執筆中。

高橋正樹 | Masaki Takahashi